八ヶ岳連峰の赤岳を中心とする南八ヶ岳とは夏沢峠を境にしてその北側を北八ヶ岳と呼んで区別し，神秘的な湖沼が点在し，シラビソ・コメツガの深い苔むした森が広がっている。
双子池（雄池）
大河原峠から双子山を越え，ノンビリ下ると，林の中から湖面が見えてくる。双子池の左手にある雄池。
８月だというのに，まだアヤメが咲いているのを見かけたことがある。
湖の青く澄んだ水は湖底の岩まで見通せる。 |
双子池（雌池）
雄池と背中合わせに並んでいる雌池。
こちらも水は澄み，風で広がる波紋がキラキラ光っているが，風も治まると湖底が綺麗に見えてくる。 |
亀甲池
双子池から岩のゴツゴツした登山道を北横岳方面に登って，下ると亀甲池に出る。秋になると水量が減って湖底が丸見え。その湖底に亀甲模様が見られるのが，池の名前の由来だとか。 |
七ッ池
北横岳山頂を丸山方面に少し下ったところから展望が開けて，一瞬霧の晴れ間から七ッ池を見ることができた。 |
雨池
北八ヶ岳の春は遅い。
千曲川は春なのに，雨池には雪が残る。
枯れることもある，この池は雪解けとともに満々と水を蓄え，湖畔を歩く道さえ無くなる。
５月は湖底に沈んでいた岩が８月には昼食の弁当を広げるテーブルになるほど水位が減ってくる。
秋ともなると水は枯れ，湖底は対岸への最短遊歩道になってしまう。 |
